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剱岳と立山三山縦走(2)

二日目 (一日目はこちら)

昨晩は夜7時に布団に潜ったので寝れるかどうか不安でしたが、

意外にもあっさりと寝てましたヾ(´ε`*)ゝ エヘヘ

さすがに疲れもありましたしね。
しかし何度も途中で起きて時計を見るたびに9時、12時、2時・・・

ちっとも3時にならないと思っているうちに寝過ごしました
(ノ∀`) アチャー

3時を過ぎてからようやく起きだして支度して4時10分頃に山頂目指してアタック開始しました。

本日の予定は剣山荘~一服剱~前剱~剱岳山頂~(逆走)~剣山荘~剣御前小舎です。

もちろんまだまだ薄暗い夜明けなのでヘッドライトを点灯して登山道を歩きますが、すでに先発組のヘッドライトの光が山の上で明滅していました。
2箇所あった鎖場もヘッドライトで照らしながら登り、剣岳登頂の第一関門である一服剱山頂に到着。
夜が明けてきたので、そこで剣山荘で頂いた朝ごはんのお弁当を食べました。
さて、次は前剱へ登るわけですが、ここでも先発組の光が遥か上空に煌めいています。

あの人達は一体何時に出発したんだろうか・・・

前剱への登山道は一旦下って登り返しますが、今までに比べて浮石の多いガレ場や岩場が増えてきました。
しかも目印となる白や赤のペンキのマーキングがわかりにくいので迷ってルートを外れる人も多く、その間違えた踏跡を見てまた後続の人も間違えるといった道迷いが多いので気を付けないとすぐ途方にくれて引き返すハメに(;´д`)トホホ…
前剱までにさらに2箇所の鎖場を超えます。
110816_maeturugi1山頂手前で登山道を逸れてしまったので無理やり岩を登って前剱山頂に到着。
今思えば下りのルートに入ってしまったようです。
剱岳別山尾根ルート(今回の登山道)では、混みあいそうな場所ではしばしば登りと下りでルートが分かれているのですれ違いで混雑することは少ないのですが、間違えないようにしないと迷惑をかけてしまいます。

前剱山頂で小休憩をしたあとは、いよいよ剣岳にアタックします。
目の前に悠然とそして毅然と佇むその凛とした厳しさを備えた表情に恐れおののく・・・はずでしたが、あいにく朝からガスっていて前剱より上は全く何も見えません(´・ω・`)ショボーン

ここも一旦下って登り返すのですが、下りきった鞍部に長さ4m、幅40cm程のステンレスのはしごが水平に渡してありました。
そのはしごの下には幅40cm程の稜線があり、その両側はスッパリ切れ落ちて恐らくは遥か崖下まで奈落の底が広がっているのでしょう。
ガスって崖下が見えないのが幸いですが、たった4mとはいえ風もそこそこ吹いているので、

めっちゃ怖かった((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

110816_maeturugi2 その直後に2つの連続した鎖場を抜けると、またそこは「前剱の門」と呼ばれる狭い鞍部で、そのあとは一気に登って行きます。
途中、先行する登山者達が道を間違えて稜線を左に抜けようと無理やり岩をよじ登っていた場所がありましたが、剣山荘でもらった地図によると稜線の右を通過するようになってました。
(↑この岩場は左へ回り込みます)
剣山荘には「剱岳別山尾根ルート 安全登山マップ」というB5サイズの地図がおいてあるので必ず参照しながら登ることをお勧めします。

そんな騒ぎもありつつかなり厳しい岩を登る鎖場が2箇所あり、どちらもどこに手を置くか、足を置くか、次はどの岩をつかむか、次はどの岩に足をかけるか・・・と詰将棋のように頭を使いながら、でも下を見てゾッとしながら岩に張り付いて登って行きます。
そして辿り着いたのが剱岳山頂手前に待ち受ける「カニのタテバイ」と呼ばれる剱岳では有名な鎖場。

有名ってことは、つまり・・・厳しい鎖場、ってことですね
ヽ(´▽`)/

110816_kaninotatebai まだ早朝と呼べる時間帯でしたが、時間のかかる場所なのですでに渋滞してます
取り付いてから右へ岩を巻くように登って行き、その後は文字通りカニが両手を広げて登っていくような岩登りです。
幸い鉄の棒が打ち込んであるのでそれを手がかり足がかりにできるから楽といえば楽ですが、落ちたら痛いどころの騒ぎじゃないので否が応にも緊張してしまいます。
必死に登っているのでどれくらいの距離をよじ登ったのか覚えていませんが、大変だったことは今でも思い出せます。
なぜなら、おいらの二人先を登っている山ガールさんが、あともう一息で登りきれるところでどうやら足をかける所がわからなくてパニクってたからです。
連れの男の子は先に登ってしまい、上から困った顔で覗き込んでいましたが、山ガールさんはあたふたして足をどこにかけようか迷っていました。
もしここで山ガールさんが滑落したら、おいらもそのすぐ上にいる登山者もまとめてチーン♪ですね・・・
するとすぐ上の登山者さんがそれなりに経験のありそうな人で、山ガールさんに指示を出し始めて、そのおかげもありなんとか山ガールさんも登れました
おいらも続いて登りきりましたが、なるほど最後の箇所はちょっと頑張らないと登れない感じでした。

その難所を抜けるといよいよ剣岳山頂へ!
まだ早い時間だというのにそれなりに人がいます。
霧の中にうっすら浮かび上がる社。
110816_turugidakesannchou1 ここが剱岳山頂です。
2999m。
ガスのために周囲の視界はまったくありませんが、紛れもなくここは剣岳山頂。
(↑剣岳山頂with剣山荘Tシャツ・・・首筋に剱岳のマークが(*^ー゚)bグッジョブ!!)
晴れていれば南に前剱に向かう別山尾根や西に北アルプス3大急登の早月尾根、北を向けば一般登山者通行困難といわれる北方稜線、東を向けばロッククライマーの聖地である源次郎尾根とそうそうたるメンツが見渡せるはず。

なんて素晴らしい景観が広がっているんだ!!!・・・晴れていれば(涙)

ま、日頃の行いは完璧なはずなので、何か手違いがあったに違いないヽ(´▽`)/

110816_turugidakesannchou2 山頂で写真を撮ったり、撮ってあげたり、道中で話をした人と再会して称えあったり、今登ってきた登山者たちとガスってるのを嘆いたりと、小休止。
みんな同じ道を歩み登り苦労をしてきたので登山者同士打ち解けるのも早いです

さて、小休止したら今度は今きた道を戻らないと帰れません。
徐々に霧にかすんでいく社を名残惜しそうに振り返りながら下山の途につきました。

(続く)

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