初秋の常念山脈を少しだけ縦走してみた(1)

9月中旬の事になりますが、紅葉がぼちぼち始まっているのを期待して北アルプスの常念岳から蝶ヶ岳へテント背負って縦走してきました。

三股登山口からの登山道は登山口から少し入ったところに分岐があり右手へ登ると常念岳、左手へ登ると蝶ヶ岳へと至ります。

今回はまずは常念岳へ登り、常念岳から少し下ったところにある常念小屋でテント泊をし、翌日常念岳山頂でご来光を見て蝶ヶ岳への稜線を歩き、蝶ヶ岳から三股登山口まで下山の予定です。

夜中に車を飛ばして三股登山口駐車場で仮眠し、朝4時にヘッドライトを灯して出発!
噂に聞く常念岳への急登に備えての早出です。

いきなり樹林帯の急登が続きますが、夜明け前で涼しくて汗もあまりかかず疲れも少なく登れました。

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常念岳が見えた!と思ったら・・・前常念岳だったという罠(^^;

問題は標準点櫓跡と呼ばれる地点からの岩とザレた砂地の急登で、この頃にはすっかり昇った太陽を遮るものがないような岩場が続き、とにかく暑いし滑るしとでやたらと疲れるし・・・でした。

しかも至る所に間違い踏み跡があり、どこが正しいルートなのかわかりにくく、困ったことにこの間違い踏み跡はすごく滑って歩きにくい事が多いのでした。

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砂でザレで歩きにくい急登。
穂高連峰が見えるのがせめてもの救い。

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少しですが草紅葉も始まっています。

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滑りやすくなって初めて道間違いに気づくという罠にはまり続けなからの急登にさすがにしばし休憩をしつつ、それでも急登の終わりを告げる前常念岳へ到着し一安心しました。

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前常念岳から常念岳分岐までは岩場が続きますがなだらかで比較的歩きやすい稜線です。

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「常念岳分岐」は左に5分ほど登ると常念岳山頂でその先は蝶ヶ岳への稜線が続き、右に45分下ると常念小屋という地点にあります。

分岐に着いたら今日これからの行動の選択肢が2つありました。

一つは予定通り常念岳に一度登ってその後は常念小屋まで下ってテント泊、ですが、実はこの日はものすごいハイペースで登ってきていて、通常5時間半のところを4時間20分ほどで登ってきていました。

理由は前常念岳までの標準コースタイムは前半3時間半、後半2時間と地図には出ていますが、どういうわけか後半の2時間を失念していて、

「登山口から前常念岳まで3時間半」

と勘違いしてました(*´ェ`*)

重装備なので少々ペースが遅くても樹林帯を抜けるまではそれほど焦りはなかったのですが、岩場になると足場も悪いし歩きにくいので明らかにコースタイムよりも遅れている事に焦りを感じて余計に疲れる、といった悪循環なのでした。

その結果、1時間以上速いペースで登ってきたので常念岳分岐に着いた時に、

まだこの時間ならこのまま常念小屋にはよらずに蝶ヶ岳まで行けるんちゃう?

というふたつ目の案も浮かんできました。
と、言うのも、「一日で三股から常念岳へ登って蝶ヶ岳まで縦走してまた三股へ下山する」、というめっちゃ健脚なご夫婦に道中抜かれましたが、「そのペースなら蝶ヶ岳まで行けるよ!」とそそのかされました(^^;)

しかしさすがにオーバーペースだったのか思った以上に疲れが出ていて、このまま蝶ヶ岳まで行けなくはないが、行くとなるとそれなりのペースで4時間以上歩かなければなりません。

結局、休憩がてらしばらく考えた結果・・・

諦めましたヽ(´▽`)/


方針が決まると気が楽になり、とりあえず荷物を置いて常念岳に登るとまだ午前中なのでガスもなく360度の絶景が広がっていました。

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標高2853m。
槍ヶ岳から穂高連峰までバッチリ。

秋田県から来たという男性と話をしたのですが、なんでも奥さんの反対を押し切って来たとかで、この大パノラマを見たらその価値はありました、と感激されていました。
ちょうど西方に白山も顔を出していたのですが、その男性はここを下山したら次は白山を登るとおっしゃってました。
秋田に帰ってから奥さんに今回の写真を見せたら絶対に許してくれる・・・と祈っております゚.+:。(・ω・)b゚.+:。

その後は常念小屋まで下りテントを張ってから、何はともあれ、

とりあえず生ビール!

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おつまみ付きで千円ですが、必要経費なのでしかたありませんな(*´ェ`*)

数人の山オヤジな方たちと山談義をひとしきりした後、問題が発生しました。
みんないなくなってから寒くなってきたのでコーヒーでも淹れようかと思ったのですが、なんと、

ガス缶がない・・・ガ━━(゚д゚lll)━━ン!!

コッヘルの中に入ってることが多いのですが、もちろんない。
ザックの中をひっくり返してみても、ない。

さすがに焦りました(;´д`)トホホ…

恥を忍んで小屋の御主人に聞いてもガス缶は売ってないとの事。
まあ、非常食と称したおやつ、おつまみ類はいっぱい持っているので死にはしませんが、やっぱ温かいものが食べたいじゃないですか。

通常、常念小屋の軽食タイムは昼過ぎまでらしいのですが、夕方でもカップ麺なら出してくれるそうなので助かりました。

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横通岳方面。
ガスってきたけど、なかなか良い絵が撮れました。

まだ時間があるので昼寝して夕方に缶ビール飲みながらカップそばをすすり、また山オヤジな方たちとひとしきり山談義をしてからテントへ。

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緑のたぬき(でか盛り)
カップ麺は3種類から選択。
珍しくそばがあったのですが、
嬉しいことに3種類とも大盛りヽ(´▽`)/

9月中旬とはいえ標高2450mなのでさすがに夜は寝袋の足先がヒンヤリ。
タオルやら衣類を足元に詰め込んで寝ました。
翌朝は早いので6時には眠りに落ちてました。


(続く)

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秘境「雲ノ平」へ@4日間歩き倒し山行(3-2)

北アルプス最深部にして最後の秘境と呼ばれる「雲ノ平」へ行ってきました。

秘境「雲ノ平」へ@4日間歩き倒し山行(3-1)

昨日突発的に登りたくなった水晶岳にワリモ北分岐から空身でアタックした後は北アルプス裏銀座縦走コースを歩きます。

まずはワリモ岳。
割とあっさり登れました。
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そして次に待ち構えるのは百名山の鷲羽岳。
遠くから見ると穏やかな登りの稜線に見えます。
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が、しかし、近くまで来てみると結構な急登です
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振り返ると今登ってきた稜線とその向こうに水晶岳が見えます。
結構歩きましたね(`・∞・´)
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そして急登を登ることしばらくすると・・・
鷲羽岳山頂!
遠くに槍ヶ岳も!
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ここにもまた例の標識があります。
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眼下には昨日登った黒部川水源地標からの急登も見えています。
よくもまあ、あんなとこ登ったな・・・
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次は三俣蓮華岳に向けて山を下りますが、鷲羽岳の登山道は南斜面の方が急登なので当然下りもかなり厳しいのです。
つづら折りの下山道が延々と続きます・・・
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少し下ってきましたが、まだまだ続きます。
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更に下ってきました。
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振り返るとやはりかなりな急登です!
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そしてようやくつづら折りの登山道が終わりました
今から登る三俣蓮華岳も見えています。
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今、下ってきた鷲羽岳の稜線。
ここから見るとさほど急登には見えないんですがね
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画面中央部を左右に走る線は廃道となった伊藤新道。
鷲羽岳の中腹から分岐し、東へ行くと展望台と呼ばれる場所まではまだ歩けるそうです。
今度時間がある時に行ってみたいと思いました。
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三俣山荘で手早く昼食を取り三俣蓮華岳へ登ります。
急登ですが大した距離じゃないので割りとあっさり登れました。
中央にさっき下ってきた鷲羽岳の登山道とそこからワリモ岳~水晶岳への稜線が見えます。
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8月半ばですがすでに一部の草が紅葉し始めてます。
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途中、丸山を超えて登り返すと双六岳に到着。
何故か3つも標識がありました。
其の一
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其の二
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其の三
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山頂を過ぎて双六小屋へ向かいますが、このなだらかで広い稜線上に時々槍ヶ岳や穂高連峰が 顔を出したりするのでなかなか素晴らしい眺望です。
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そしてようやく双六岳が見えてきました。
到着時刻は午後4時2分。
今朝4時に雲ノ平山荘を出たので行動時間は12時間でした。
いやはや疲れましたが日が落ちる前に到着できました
(*^ー゚)bグッジョブ!!
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流石に疲れたのでこの日も夕飯食べたら即就寝。
翌日はひたすら下山するだけですが、初日には見えなかった槍~穂高連峰がバッチリ見えています。

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ナナカマドもほんの一枝二枝ですが色づいています。
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鏡平山荘の池に穂高の稜線が。
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そんなこんなで無事に下山し、温泉に入って帰宅しました。
3泊4日の雲ノ平山行でしたが、思ったよりも足腰が痛くなくて一安心。

憧れの雲ノ平は思った以上に穏やかな表情を見せてくれていましたが、やはり秘境というだけあって容易には到達できない、でもとても素晴らしい世界でした。

次回行くことがあればさらに最奥の高天原温泉に浸かってみたいと思います。

(終)

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秘境「雲ノ平」へ@4日間歩き倒し山行(3-1)

北アルプス最深部にして最後の秘境と呼ばれる「雲ノ平」へ行ってきました。

3日目は朝3時に起床。
当初の計画を変更したので朝ごはんを弁当にしてもらって4時に出発です。

本来の計画は雲ノ平山荘から祖父岳を経てワリモ北分岐にて北アルプス裏銀座縦走コースに合流し、そこから南下してワリモ岳~鷲羽岳~三俣蓮華岳~双六岳~双六小屋でした。

が、しかし、昨日見た水晶岳がとても素晴らしく見れば見るほど登りたくなってしまいました。
ただでさえ3日目の予定はコースタイムだけでも7時間を超える長丁場で、しかも縦走コースなのでひたすらアップダウンを繰り返す過酷なコース設定にもかかわらずです。

昨夜は地図とにらめっこしながら考えた結果、

・ワリモ北分岐から水晶岳ピストン(往復)するのにかかる時間は2時間40分。
・分岐に荷物を置いて空身で行けばもっと早く行けるはず・・・
・じゃあ山荘を4時に出たら行けるんちゃう?


ってな訳で朝4時にヘッドライトを付けて出発!ヽ(´▽`)/

木道歩きなので夜間でも比較的歩きやすく、たまに遠くにヘッドライトの光が見えたりしてなかなか趣があります。

祖父岳に登り出す頃には目指す水晶岳に朝焼けが。
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祖父岳山頂。
鷲羽岳の向こうに槍~穂高連峰が見えます。
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岩苔乗越まで来ました。
ここの南側からは黒部川源流が、北側からは岩苔小谷が流れ出します。
この2本の流れが雲ノ平の台地としての存在を強調しているように思えます。
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岩苔乗越のすぐ上にワリモ北分岐があります。
ここに荷物を置いて水晶岳へピストンしている人も多いようです。
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水晶小屋までくると北方には立山が、そしてその左肩に剱岳も見えました!
何年か前には剱岳から立山三山縦走したことが思い出されます。
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水晶小屋は裏銀座縦走コース上の小屋で、ここから野口五郎岳を経て烏帽子岳へ。
いつかは完全に踏破してみたいですね。
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頂上へ近づくにつれて岩場が出てきましたが、見た目よりは怖くありません。
マーキングもしっかりしてあるので道もわかりやすいです。
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山頂が見えてきました!
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標高2986m、百名山水晶岳(黒岳)山頂。
この辺りではこの標識が多いですね。
一言アドバイスがあるのがナイス。
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山頂から黒部五郎岳と雲ノ平を俯瞰。
よく見ると雲ノ平のど真ん中に今朝までいた雲ノ平山荘が。
さっきまでそこにいたのが信じられません(*´ェ`*)
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今朝歩いてきた道、今日これから歩く道、そしてその向こうに槍ヶ岳~穂高連峰がバッチリ見えています。
いやはや、絶景かな。
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水晶小屋まで戻ってきました。
わかりやすい写真が撮れました(*^ー゚)b
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空身だったので2時間ちょっとでピストン出来ました。
やっぱり荷物は軽ければ軽いほうが良いですね。
パッキングの大切さを痛感しました(;´д`)トホホ…

この先はワリモ北分岐から裏銀座縦走コースを南下します。
ワリモ岳~百名山鷲羽岳~三俣蓮華岳~双六岳を経て双六小屋へ。
まだまだ激しいアップダウンが続きますが、絶景の中を歩けるので多少の疲れも感じない・・・はずですね(`・∞・´)

(続く)
 
 
 

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秘境「雲ノ平」へ@4日間歩き倒し山行(2-2)

北アルプス最深部にして最後の秘境と呼ばれる「雲ノ平」へ行ってきました。

秘境「雲ノ平」へ@4日間歩き倒し山行(2-1)

雲ノ平は祖父岳の噴火によって形成され、標高2500m~2700mにある溶岩台地です。

しかし溶岩台地といっても現在はハイマツや高山植物、池塘とよばれる小さな池や沼が点在し、3000m級の山々に囲まれつつもその周囲は岩苔乗越の南側より流れ出る黒部川の源流が作り出す谷と、北側より湧き出しいずれは黒部川本流に流れこむ岩苔小谷の深き谷により、「緑の台地」として山々から切り離されて浮かんでいるように見えます。
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徐々に雲ノ平が近づいてきました。
緑の覆われていますが溶岩なのか噴石なのか・・・近くまでくると大きな岩が転がっていました。
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そしてとうとう最後の秘境と呼ばれる雲ノ平の台地に到達し、その絶景を堪能しながら歩きます!
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雲ノ平は木道の分岐までもが美しいですヽ(´▽`)/
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台地のど真ん中に佇む雲ノ平山荘。
2日目にしてようやく辿り着いた本日の宿です。
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5年ほど前に建て替えたので館内はとても綺麗で、とても秘境にある宿には見えません。
おされカフェ的な雰囲気全開ですな。
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今日の昼飯は時間があるのでインスタントの熊本ラーメンを作りました。
もちろん命の水であるビールも(`・∞・´)
その後夕食まで時間があるので雲ノ平を散策しました。

横から見た雲ノ平山荘。
独特な外観だけに広大な台地の中でも目立ちますね。
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池塘があちこちに見えていてどこを見回しても絶景が広がっています。
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緑の台地と白色の木道のコントラストが良いですね。
左手は祖母岳。
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道中の標識にはユーモラスなアドバイスが!
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そしてお約束の絵窓。
横に人がいていいアングルが確保できませんでした( ´・ω・`)
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今回の雲ノ平でのベストショットはこれです。
雲ノ平山荘のシルエットがナイスですね゚.+:。(・ω・)b゚.+:。
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午後から晴れてきたのもありますが、ホントに雲ノ平は美しい風景に包まれていました。
まさしく地上の楽園といった感じでしょうか。

ちなみに雲ノ平山荘の夕食は石狩鍋ですが、これがまた良い味付けで絶品です。
男性はもちろん女性もみんな笑顔でおかわりしていました。

(続く)
 
 

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秘境「雲ノ平」へ@4日間歩き倒し山行(2-1)

北アルプス最深部にして最後の秘境と呼ばれる「雲ノ平」へ行ってきました。

秘境「雲ノ平」へ@4日間歩き倒し山行(1)

2日目は朝3時半に起床しました。
双六小屋の朝食は朝4時半からで、登山は基本的に早出をしたいので助かります。

昨夜は寝る頃には暴風雨となり、ものすごい雨と風の音だったので天気を心配しましたが雨も風も止んでいて一安心。
しかし出発する頃には霧雨が降ったりやんだりだったので全く乾いていないレインウェアの上だけ来て出発しました。
ちなみに双六小屋では乾燥室にレインウェアやザック、靴は持ち込み禁止。
理由は衣類が乾かなくなるからだそうですが、せめてレインウェアだけでも・・・ねぇ。
もちろん靴も乾くわけもなく濡れたまま履きましたけど(;´д`)トホホ…
(ここだけの話、禁止されているのにもかかわらず朝見たら靴が何足も置いてありました。やったもん勝ちってことですかね?いや、良識ある人はやらないだけですよね)

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本日の予定は雲ノ平山荘までですが、雲ノ平周辺を散策する時間を確保したいので出来るだけアップダウンの少ないルートを歩くつもりです。
双六岳も山頂は踏まず手前の巻き道を行きます。

ガスっていますがまあいい景色で、高山植物もいろいろと咲いています。
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で、こんな天候になると・・・やっぱり出ました、雷鳥!
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お母さんと子供5羽の親子で散歩中ですね(*´ェ`*)
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しばらくは楽な巻き道ですが、途中で一気に下ったりして意外に疲れました。

そうこうしていると三俣山荘に到着。
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ここで少しだけ休憩。

三俣山荘を出ると黒部川源流地帯へ一気に下ります。

「黒部川水源地標」を過ぎると黒部川源流を渡渉します。
昨日の雨で渡れるのか少し心配しましたが、ロープも張ってあるしどうやら問題なさそうです。
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ちなみにここを遡って行けば黒部川の源流地点があるそうです。
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しかし渡った後が問題で、この急登をてっぺんまで一気に登るみたいですね・・・\(;゚∇゚)/
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登り切ったあとは大きな2つの雪渓を通過し、右手に祖父岳を見ながら溶岩地帯っぽいところを過ぎると木道が登場しハイマツ帯へ。
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そしてしばらく歩いて行くとハイマツの向こうに緑の台地が見えてきました。
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このころになると空に晴れ間が増えてきて、水晶岳がその荒々しくも瑞々しい姿を表します。
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祖父岳への分岐点を過ぎると「最後の秘境」とよばれるには穏やかな表情をした美しい高原が近くに見えてきたのでした。
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(続く)




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秘境「雲ノ平」へ@4日間歩き倒し山行(1)

8月17日(月)~20日(木)の4日間の夏休みを利用して、

北アルプス最深部 

日本最後の秘境 

日本最高所の高原

と呼ばれる「雲ノ平」へ行ってきました。

何故に北ア最深部にして最後の秘境かと言うと、

・アクセスは登山道のみ

・どのルートを選択しても登山口から到達するのに2日はかかる(通常コースタイムの場合)

・周囲を立山連峰、北アルプス裏銀座縦走コースなどの名だたる稜線に囲まれている

・ついでに百名山4座(薬師岳、黒部五郎岳、鷲羽岳、水晶岳)にも囲まれている

などの理由により容易には到達できない秘境とされています。

今回も初日は岐阜県側の新穂高から入山し双六小屋に宿泊、
2日目にしてようやく雲ノ平山荘に到達し宿泊、
3日目は双六小屋まで引き返して宿泊、
4日目は新穂高に下山、という4日間歩き倒しという山行でした。

16日(日)の仕事が終わってから風呂入ってすぐに車で出発し、新穂高ロープウェイ近くの駐車場に泊めて仮眠しました。

が、しかし、朝3時に起きたら土砂降りの雨・・・

17日の天気予報は午前中は時々雨で昼から止み、翌日以降は曇りと晴れと言ってたのに。
仕方がないので止むのを信じて、そして翌日以降は降らないことを信じて土砂降りの中4時半に出発しました。

新穂高ロープウェイ山麓駅の横を左へ逸れて川沿いを歩きます。
しばらくはヘッドライトを点けての左俣林道歩きで、途中のわさび平小屋に到着。
ここで天気を聞いてみると・・・

「あ~、今日は一日雨らしいよ」

なんてこった・・・天気予報が変わったとか・・・
昨夜ここに泊まった人たちもこの雨の中を出発するかどうかみなさん躊躇っている様子。
ま、ここに停滞しても始まらないので、

「気をつけてね~」

との声を受けながらこの雨の中を出発しました。

・・・正直なところ、道中の記憶はあまりありません。
それくらいの土砂降りと、そしてなによりも登山道に水が流れこんで沢になってて、登山というより沢登りになってました。
沢なのか道なのかよくわからないので道を探すのに必死でそれ以外のことをあんまり覚えていません(笑)

必死に登って行くと鏡平山荘に到着。
8月なのにあまりに寒いので温かい飲み物を注文してしばし休憩。
しかし休憩していても寒いので、鏡平山荘からの急登を登ることにより体を温めました。

弓折乗越まで出たらあとは稜線歩きですが、このあたりでようやく雨も小止みになって歩きやすくなりましたが、景色は何も見えませんでした。
双六小屋まであと少しというところでまた強く降りだした雨のせいもあって小屋につく頃には疲れ果てました。

夕食時の食堂は結構混み合っていて、岐阜から、富山から、長野からそれぞれ入った人たちがここにはいるのですが、みんなあの土砂降りの中を歩いてきただけあって話題はずぶ濡れになった話と登山道が沢になった話で持ちきりでした(笑)

しかし疲れていたので夕食を食べてすぐ寝てしまいました。

この日唯一写真を撮った場所。
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しかもピンぼけ
秩父沢出合の橋。
まだこの時はそれほど激しい流れではありませんでした。
しかしこれ以外は激しい雨で写真を撮る気にはなりませんでした
( ´・ω・`)
 
 
 

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墓参して直ちに宿へ向いけり・・・向かっておけば(後悔)

先日の連休に親父の実家のある広島県へ家族で墓参りに行ってきました。

広島県といってもひと駅向こうは山口県という県境なのですけどね。

新幹線で広島駅へ、そこからは在来線ですが台風の影響で途中で40分ほど遅れて到着。

駅で出迎えてくれた親戚を待たせてしまいましたが、とりあえずは実家へ。

以前に広島へ行ったのは小学生くらいだったので、実に数十年振りの親父の実家はとても懐かしく、そしてかつて実家のあった場所から現在の場所に移築したという木造の家は、木の香りが漂いとても気持ちのよいものでした。

我が家のお墓は瀬戸内海が一望できるとても素晴らしい高台にありました。

残念ながら雨降りでしたが、ご先祖様に挨拶できてみんな満足でした。

その後、みんなで食事してから家族だけで山口県岩国市の錦帯橋へ。
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錦帯橋は子供の頃来ているはずですが、まったく記憶にございません( ´・ω・`)

その錦帯橋を渡りロープウェイに乗って岩国城へ行ってみることにしました。
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岩国城内の展示物は日本刀が多く、なかなか見応えがありました。

それから、ロープウェイから道中ずっと一緒だった歴女と思しき女子3人組が、最上階の展望台で城を熱く語っていたのが微笑ましかったです。
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青春ですね゚.+:。(・ω・)b゚.+:。

その後、夕方になってもまだ蒸し暑く、グダグダになりながら本日の旅館のある宮浜温泉に少し遅めに到着。

両親に日頃の感謝を込めてちょっと奮発して泊まった宿は庭園が素晴らしく、お部屋も広く、そして料理も手が込んでいてとても贅沢でした。
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まあ、喜んでくれたので奮発した甲斐があるってもんですねヽ(´▽`)/

しかし、到着してから思った事は、

こんなことならもっと早く来て宿を楽しめば良かった
(;´д`)トホホ…

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1200年なんです!

今年は弘法大師空海が高野山を開創して1200年だそうで、記念行事が行われています。
その一番の目玉といえば伽藍金堂のご本尊で秘仏である薬師如来の御開帳じゃないでしょうか。

伽藍金堂は昭和元年に秘仏ごと焼失してしまいますが、昭和9年に金堂の再建と秘仏の新刻がなされて以来一度も扉が開いたことはないそうです。

それどころかこの金堂のご本尊は過去に御開帳の記録がないそうで、今回の高野山開創1200年記念大法会 にて初めて御開帳になるとか( Д) ゚ ゚

御開帳の期間は4/2~5/21までで、今回1200年の歴史で初めてということは次回の御開帳は・・・

また1200年後!?

って事はないでしょうが(笑)、少なくとも来年とか再来年くらいでは期待出来なさそうですよね。
もしかしたら100年単位の間隔が空くかもしれないので、やはり今行っておかないと二度と見れなさそうな気がします。

今回は金堂の秘仏だけでなく、金剛峯寺の秘仏である弘法大師坐像も16年ぶりに御開帳になります。
あとは高野山霊宝館において高野山三大秘宝飛行三鈷杵【ひぎょうさんこしょ】聾瞽指帰【ろうこしいき】諸尊仏龕【しょそんぶつがん】)、快慶作孔雀明王像運慶作八大童子立像も特別に公開になるそうです。

普段にはお目にかかれない秘仏、秘宝、そして焼失より172年ぶりに再建された中門と見どころたくさんの高野山開創1200年記念大法会に行くしかありませんね!

っていうか、実はもうすでに行ってきましたけどね( ̄ー ̄)ニヤリ

ちょっと画像が手元にないのでその様子はまた後日アップしますので、しばしお待ちをヽ(´▽`)/

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サクッと登るなら・・・ここかなヽ(´▽`)/ (2)

サクッと登るなら・・・ここかなヽ(´▽`)/ (1)はこちら

(続き)

山頂は人が多かったのでそそくさと後にし、人通りの少ないと思われる山頂直下の頂上木曽小屋へ非難。
120730_kisogoya1 予想通りここはおいらたちを含めてたった4人しか登山客がいなくていい感じに静かです。
やっぱ山はこうでなくっちゃ゚.+:。(・ω・)b゚.+:。

外のテーブルを借りてしばし休憩。
他の2名の方はカップラーメンを作って食べていました。

120730_kisogoya2 頂上木曽小屋からは山頂へ戻らずに上松側をトラバースする道で中岳を目指します。
ここも狙い通り人っ子一人いません(v^ー゜)ヤッタネ!!

120730_komakusa1 所々にコマクサが生えていましたが、白色のコマクサは初めて見ました。

120730_nakadake2 中岳も頂上通らずにトラバースする道を選択。
この時間になるとこちらの斜面はガスってきました。
2~3組の登山者がいましたが稜線を通るルートに比べてやっぱり静かなものです。

昼過ぎに宝剣山荘へ戻ってきたのでここで昼食。
裏へ回って雄大な景色を見ながらお湯を沸かしてカップラーメンを食します。
山で食べると旨さ倍増・・・どころか、3倍増しですなヽ(´▽`)/

ロープウェイ駅までまた宝剣岳を経由して鎖場を戻る事も考えましたが、せっかくなので八丁坂を下ることに。
120730_hacchouzaka1 が、しかし、やたらと人が多いのでゆっくりと下ります
とはいえ、この八丁坂はものすごく整備されているので歩きやすくなってます。
まあでも、やっぱ整備され過ぎているので少々つまらなく思ってしまうのは内緒でヾ(´ε`*)ゝ エヘヘ

120730_hacchouzaka2 振り返ってみるとパンフレットや雑誌でよく見かける千畳敷カールの姿がヽ(´▽`)/

八丁坂が終わると遊歩道が駅まで続きますが、所々に雪渓が残っていて観光客な人達が思い思いに写真を撮って撮られてと楽しんでいました。

ロープウェイ駅でも混雑は続き、頂上駅では今から降りる人達の列が、山麓駅ではもうすでに3時を回っているのに今から乗る人たちの列が。

う~ん、やっぱ夏休みですねぇ・・・(´・ω・`)ショボーン

ちなみに聞いた話ですが、10月の3連休に紅葉を見ようと思って朝8時に駐車場へ到着したら、

バスの待ち時間が4時間だったとか・・・
ヒィー(((゚Д゚)))ガタガタ

もちろん帰ったそうです(ノ∀`) アチャー

最後に、今回の旅で手に入れた地ビール達。

南信州ビール7種。左から
120730_minamisinnshuubeer1 「ゴールデンエール」
「アンバーエール」
「季節限定 アルプスヴァイツェン」
「デュンケルヴァイツェン」

120730_minamisinnshuubeer2 「入ノ谷 気の里エール」
「ブルーベリーホップ(発泡酒)」
「アップルホップ(発泡酒)」

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サクッと登るなら・・・ここかなヽ(´▽`)/ (1)

ちょと前の話になりますが、7月30日(月)に中央アルプスの木曽駒ケ岳へ登ってきました。
休みが1日だけなので、「そこそこ標高が高くて(森林限界を越えて)サクっと登れる山」といえばロープウェイで一気にアクセスできるこの山がオススメです(・∀・)イイ!

ふもとの駐車場からバスに乗り換えるのですが、平日の始発である6:12のロープウェイ行きに乗ろうと思ったら、

夏休みだけに、すでに100人以上並んでますがな・・・(゚0゚)

さすがにこの時間に並んでいる人たちは皆さん登山の格好をしてますね。

当然、始発のバスには乗れず。
まあでも、臨時バスがたくさん出ているのでしばらく待っていればいいわけですけどね。

ロープウェイももちろん並びます(笑)
結局、山頂駅から歩き出したのが8時過ぎ(;´д`)トホホ…
準備している間にも続々と人が押し寄せます。

120730_gokurakudaira2 今回は一般的な「八丁坂」と呼ばれる急登のルートではなく、山頂駅から左へ登り極楽平と呼ばれる稜線へ出て、岩場の稜線を歩いて宝剣岳へ、そしてそのまま木曽駒ケ岳まで向かいます。
高山植物も咲き乱れてますヽ(´▽`)/

この岩の稜線は鎖場も多くちょっと注意が必要なルートなので楽しそうです。
まあ、八丁坂の大混雑を考えたらこっちから行くのが正解な気がしますけどね。
もちろん、滑落したら昇天できそうな岩場もありますのでそれなりの経験がなければオススメしませんが( ´・ω・`)

120730_gokurakudaira極楽平では稜線ならではの良い景色が見れました。

120730_houken2 しばらく行くと宝剣岳へと続く岩の稜線が始まります。

120730_houken1 鎖場が連続して現れますが、さほど厳しくはありませんでした。
と言っても、もちろん3点支持で確実に登っていきます。

一箇所厳しい鎖場もありました。
120730_houken3ここは10mくらいの垂直壁を下ります。
やっぱり登りよりも下るほうが怖いですよね。

120730_houken4 下から見上げてみるとこんな感じ。
よく見れば足場もいっぱいあるので、しっかり確認出来れば無問題だと思います。

120730_houken5 ここからさらに稜線は続きます。

120730_houken6 よく写真で見かける天空のステップ。
このステップに誰かが立っていると絵になりますね(`・∞・´)

120730_houken7 振り返ると歩いてきた稜線が見えます。

120730_houken8 ここが宝剣岳山頂(2931m)。

ここから木曽駒ケ岳方面の下りはチビッコでも登って来るくらいなので難しくありません。

120730_houken9宝剣岳山頂にて。
宝剣と木曽駒の間にある中岳も宝剣岳山頂から見えます。
いったん下ってからまた中岳へ登りますが、宝剣山荘で少し休憩。
ここで八丁坂から登ってきた人たちと合流するので人が多くなります。
宝剣と木曽駒の間にある中岳も宝剣岳山頂から見えます。

120730_nakadake1 中岳山頂(2925m)にて木曽駒ケ岳方面を望む。
中岳と木曽駒ケ岳山頂との鞍部に駒ヶ岳頂上山荘があり、ここではテントが張れます。

120730_kisokoma1 そしてあっさり木曽駒ケ岳山頂(2956m)。

ちなみに宝剣山荘からここまではアップダウンは当然あるものの、何の苦労もなく登れますのでご安心を゚.+:。(・ω・)b゚.+:。

(続く)

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